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TOEIC Part5 品詞問題の解き方




Last Updated on 2020年11月16日 by Hito

TOEIC Part5 品詞問題の解き方

今回はリーディングセクションのPart5のうち、品詞問題の解き方について紹介させていただきます。品詞問題は毎回3割程度出題されますので、ぜひここで解き方を押さえておきましょう。

品詞問題とは?

品詞問題とは、同じようなつづりで始まる派生語が選択肢に並んでいて、その中から正しい品詞を選ぶ問題です。選択肢を見て問題のタイプを判断することができます。また、品詞問題は以下の2通りに分けることができます。

1. 文の要素(SVOC)が欠けているタイプ

文を構成する主語(S)、述語動詞(V)、目的語(O)、補語(C)のどれかが欠けていて、適切な品詞を空所に補う問題。

2. 文の要素(SVOC)がそろっているタイプ

文の骨格である主語(S)、述語動詞(V)、目的語(O)、補語(C)はそろっていて、修飾要素が欠けている問題。空所が名詞を修飾していれば形容詞、名詞以外を修飾していれば副詞を補うのが基本です。

実際の解き方

2通りのタイプの問題を例題を通して解いてみましょう。

1. 文の要素(SVOC)が欠けているタイプ

まずこちらのタイプは、2ステップで簡単に解くことができます。

例題

A Inc. employees usually ___ work at 9:00 AM.

(A)to begin
(B)beginning
(C)begin
(D)begins

解き方

ステップ1. 選択肢をチェック

まず選択肢に目を通し、to begin、beginning、begin、begins、というように同じつづりで始まる派生語が並んでいれば”品詞問題“です。

ステップ2. 文構造をチェック

次に英文の構造を見ていきます。まず初めに主語と述語動詞を探します。主語は複数形のemployeesで述語動詞が見当たらず、空所の後には目的語のworkがあります。つまり空所には述語動詞が必要になります。また、主語が複数形なので、原形の(C)beginが正解となります。

訳 A社の従業員たちは、普段平日午前9時に仕事を始めます。

2. 文の要素(SVOC)がそろっているタイプ

こちらのタイプは3ステップで簡単に解くことができます。

例題

B corporation sells and ___ installs many radiant heating systems in the country.

(A)skills
(B)skilled
(C)skillful
(D)skillfully

解き方

ステップ1. 選択肢をチェック

こちらの問題も先ほどと同様、選択肢には、skills、skilled、skillful、skillfully、というように同じつづりで始まる派生語が並んでいるので”品詞問題“です。

ステップ2. 文構造をチェック

次に英文の構造を見ていきます。今回はB corporationが主語でsellsとinstallsが述語動詞になります。またmany~systemsが目的語になります文の要素(SVO)がそろっていて、空所がなくても「B社はその国でたくさんの放射暖房装置を販売し、設置しています。」という分が成立しています。つまり、空所に入るのは修飾語です。

ステップ3. 空所が何を修飾しているかをチェック

次に空所は何を修飾しているかを考えます。ここでは 接続詞 + ___ + 動詞となっており、空所は直後の動詞 installsを修飾しています。動詞を修飾するのは副詞なので、(D)skillfullyが正解です。

訳 B社はその国でたくさんの放射暖房装置を販売し、巧みに設置しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はリーディングセクションPart5の品詞問題の解き方について紹介させていただきました。解いてみて気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、この品詞問題は、上記解き方さえマスターすれば単語の意味は分からなくても、正解することができます。とてもおすすめの方法なのでぜひマスターしてみてください。

 

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